お歳暮を贈る時期
お歳暮って、身近なようで意外とその基本を知らなかったりするものです。
今回はお歳暮を送る正しい時期について解説します。
お歳暮は年(歳)の暮れ12月に入ってから送る贈り物です。
だいたい12月前半からクリスマスを迎える12月25日頃の間の期間に相手が受け取ることの出来るように準備します。
地域によって時期に微妙なズレが見られ、
12月13日から贈り始めるところもあります。
これは昔正月とお歳暮が密接に関わっていた名残で、
正月準備の煤(すす)払い(今で言う大掃除)を13日に終えて、
家や仏様を綺麗にしてから身も心もさっぱりとした状態でお歳暮を受け入れた方が良い
という考えに基づいています。
また、12月25日までに届けられそうにない場合には
「御年賀」という形式で贈り物をします。
これは翌年1月7日までが基本的な期間ですが
関西地方では15日までを御年賀の期間とするようです。
これ以降の贈り物は、大寒の終わる2月3日頃までを目安として
「寒中御見舞」の形で贈ることができます。
しかし、原則年内に届けるのが礼儀というものです。
暮れになると諸用で色々と忙しくなってきますから、
お歳暮は早めの準備をしておきたいですね。
ちなみに、早すぎるのも考えものです。
最近ではデパートの顧客争奪戦が激化し、
11月にはたいていのデパートでお歳暮フェアが始まります。
そのため気が急ぎ「忘れるのは嫌だから早く贈ってしまおう」となりがちなのです。
ですが、本来は12月に入ってから届くようにするのが正しい贈り方。
相手のことを考えて送る時期を決められると良いでしょう。